HABU2006-06-14

前田語録&祝誕生日

当たりそこね:ホームランを打って、試合後のインタビューに「当たりそこねですよ」

勝負せんかい!!…1989年の夏の甲子園熊本県大会。決勝戦4回裏0対1の場面で、前田に打席が回ってきた。相手校のベンチからは「歩かせてもいい」という指示が。ボールがふたつ先行したところで前田はバットを持ったまま、マウンドに歩み寄り一喝「勝負しないか!」。慌てて球審が間に割って入った。ベンチの指示を無視した投手はインコースにストレートを投げ込む。前田はフルスイングし、打球は両翼100mの藤崎台球場のライト中段に突き刺さった。

俺はもうだめです…高校三年生の甲子園にキャプテン・四番で出場した初戦、センター前ヒットを打ったのだが自分の放った打球に満足できず、イニング交代の時に「だめです、俺はもうだめです」と言って泣き崩れ、監督が説得するまでなかなか守備につこうとしなかった。この試合、前田は5打数2安打3打点だった。



ファールなら…取材記者から「今までに満足のできた打球はありますか」と聞かれ、「ファールになった打球なら一回だけあります」と答えた。ただし、「野球小僧」2006年4月号のインタビューでそれがウソであったことを告白している。

アキレス腱…アキレス腱を切ったあとの自分の打撃に満足できず「いっそのこともう片方のアキレス腱も切れて欲しい。そうすれば体のバランスが良くなるから」と語った。

前田智徳は死にました…怪我の後も毎年のように三割をマークしているが、守備走塁の点ではかつてとは比べ物にならず、打撃でも本人からすれば大いに不本意であるようで「前田智徳は死にました」と発言した。
野球は嫌い:「野球は好きですか」というインタビューに対して「打撃は好きだけど野球は嫌い」と答えた。また「ど真ん中が嫌い、次に難しい球を投げてもらうためにど真ん中を打つ」と答えたが、これは「野球小僧」4月号で否定している。



お前に言われんでも分かっとる!…ストーカーみたいな追っかけ女に「頑張って下さい」と言われた際に発言したと言われている。一見事実のように思えるが幾らか不可解なことがあり、本当かどうかは明らかではない。1998年9月15日の朝日新聞に掲載されたもの。それ以来、ファンの間で前田の代名詞としてよく用いられる。

大したこと無い…2006年5月22日の対オリックス戦で1本塁打5打点の活躍でお立ち台に上った時、「いい場面で打てましたね」という問いかけに「プレッシャーが無かったので大したこと無いですよ」と言ってのけた。ちなみにこの本塁打は逆転直後の3回ウラ1点リードで2死1,3塁と重要な場面であった。